祖師谷小学校教育目標

 私たちは日本国憲法を心から尊重し、この憲法をもとにしてつくられた教育 基本法の精神にもとづいて教育をおし進めていかなければならない。特に内 外の情勢と日本の将来を思うとき、子どもたちの心に自主独立の精神を育てたい。
 それがために、私たちは私たちの学校の子どもたちが、
  1. 豊かな感情をもって仲間を大事にする人間に
  2. 正しいことを正しいと言い、正々堂々とやりぬく人間に
  3. つねに体を鍛え、風雪にたえぬく人間に
  4. 自主的で真に実力を身につけた人間に
  5. つねに自分の学校を大事にする人間に
  6. 平和を愛し、祖国の未来に心をよせる人間に
なってもらいたい。
(金沢嘉市著「ある小学校長の回想」より 岩波書店)

祖師谷小学校あいさつ

 四月六日は入学式であった。私は一年生入学の父母を前にして、「一年生入学というものは人生にとっても忘れられないものです。子どもが親の手から離れて人生入門の第一歩を踏み出す日です。それだけに子どもにとっても親にとっても、希望に満ちた日です。期待をかける日です。 学校は皆さんの子どもや、皆さんたちの希望と期待に答えなくてはならないのです。
 学校は憲法や教育基本法の精神をもとにして、民主的な人間に育てなくてはなりません。強く平和を求める人間に育てなくてはなりません。その基礎として人間尊重の教育を行いたいと思っています。人間の尊さを徹底的に守り育てる教育を行うつもりです。
 子どもを人間として大事にする教育−それは子どもの持って生れた天性をじゅうぶんに伸ばして、ほんとうに生きがいのある人生がおくれるようにしてやることです。人間にはくずはありません。それぞれの人間の長所を見つけ出して、それをじゅうぶん伸ばすようにしてやらなくてはなりません。これが親と教師に課せられた責任です
 長所を伸ばして、人間として生きがいのある生活をするとともに、またそれによって世の中のためにつくすことに生きがいを感ずる人間に育てたいと思っています。
 子どもを大事にするということは、けっして子どもを甘やかすことではありません。大事にすればこそ要求もします。大事にすればこそ強く鍛えなくてはなりません。たとえ、踏まれてもけられてもひとりで立ち直る雑草のようにしなくてはなりません。
 なお、きょうは人生の門出の日です。この感激を忘れないためにきょうの
日を記念して子どもを祝ってやってください。キャラメル一箇でもいいからきょうの日を記念して祝ってやってください」
(金沢嘉市著「ある小学校長の回想」より 岩波書店)

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